日常の様子を写真でご紹介します。令和2年度より、偶数月(2ヶ月に1度)の更新とします。
「まあ帰るわね(笑)」が口癖。どこにいても誰といても「まあ帰るわね(笑)」のAさん
「家に帰ってご飯の支度をしなきゃ」と言われます。
いくつになってもどこにいても自分の役割を全うすることで頭がいっぱい。
ある日、スタッフが掃除に使っていたモップを見かけ、「私もやろうかね。」と。
車イスに座っていてもモップなら扱える。
力を入れてキュッキュッと床拭き開始。
モップ掛けをしている間、「まあ帰るわね。」の口癖が聞こえませんでした。
Aさんの役割、自分は何をやるために居るのか・・・。
Aさんの口癖からは“誰かのために”“自分の役割がある”という意識や存在意義、存在の在り方、そして、生き様が感じられます。
今年の節分は鬼が盛ん(笑)
スタッフの赤鬼青鬼では飽き足らず、利用者さんにも赤鬼青鬼をお願いする事に・・・。
スタッフであろうが、利用者さんであろうが、イスから立ち上がって豆をまく?(ぶつける?)側の容赦ない盛り上げりには大笑い♪♪
女子?(いや、最近は男子)も、顔や手など含めて、意識高めの方が多くなっています。
日常の楽しみの一つとして、この日は久々のマニキュアです。
やはり・・・大好評!!
「今日は何色を塗ってもらったの?」と声をかけられると澄まし顔で「見て、きれいにしてもらった。」とちょっぴり背筋を伸ばして答えます。
爪がきれいになるだけで心がウキっとするだけでなく何となくシャキッとする様はいくつになっても同じです。
梅
一面の梅の花が見られる植木センター。今年は無事に行くことができ、じっくりと梅の花を観賞できました。
桜
先週、散歩に来ていた時はまだ咲いていなかったのに、この日は満開の桜。
今年は屋台も出ていたので鼻がヒクヒクと美味しそうな匂いをキャッチ「美味しそうやな~」の一言に、『花より団子だね~』と大笑い!
新緑
ちょっと足を伸ばせば、“木曽三川公園”。小さな子供たちの声も聞こえ、気持ち良い緑を眺めながらの散歩。ちょっと汗ばむくらいの運動量。
去年は出来なかった外出ですが、今年は感染症対策も徹底し楽しむことができました!
自然を感じながら、社会と触れ合う事ができる外出レク。
恒例行事の醍醐味は「去年は残念だったね。」「来年もまた来ようね♪」と、昨年を振り返り、また翌年の楽しみに繋ぐことができるところかな。
「今年のはっさくはすっごく甘いよ~。」とテーブルの上にど~んと持ってきてくれました。
包丁も使いながらの皮むき開始。皮を剥き始めると室内は甘酸っぱいとってもいい香りで満たされます。いい香り過ぎて、『もぉたまらん』です!!
皮を剥きながら半分?くらいは口に入っていくはっさく。そりゃ、つい食べちゃうよね。食べるの我慢できんですよ。特権ですな(笑)
結果、大量のはっさくがあっという間に剥けました。
気付けば・・皆さん、指先の力が段々と強く、そして、手先がとっても器用になってきているような・・・。良い事・良い事
最近仲間入りされたMさん。『家族のために家の事をやれるようになりたい』と意欲的。
先ずは、ここ(通いの場)で練習開始。
野菜の掃除をしながらその野菜を使った献立も想像します。
料理をする事は前頭葉(脳の前の方)を使います。何かを考え想像し工夫する事が良い刺激になります。
“訓練”ではなく“今必要な”生活リハビリを始めましょう♪
Hさん90代。昨年末に体調を崩しベッド上の生活になっていましたが、安定し始めたのをきっかけに、関わり方を見直し、時間を決めて起きることに。
座って飲む食べる。座って話す。座って用を足す。
精神的にも不安定だったHさん、食欲も増し、少しずつ視線を合わせ、笑顔、会話ができる時間が増えています。
体調の安定を見計らい、即、関わり方の見直しができるって凄いことですよね。関わるスタッフの意識の高さ・アンテナの強さを感じました。
たかが座る。されど座る。です!!