日常の様子を写真でご紹介します。令和2年度より、偶数月(2ヶ月に1度)の更新とします。
社長が何やら大きな四角い箱を手にニコニコしている。
箱の名前は“孵卵器”。
有精卵を温めてヒヨコを孵すための機器なのだとか。
見るも触るも初めての人が大半。
そんな中、Aさんは知っているらしく、「温度が大事なんだわ♪」っと一緒にセッティングしている。皆が興味津々!
卵の様子が気になり「温度は大丈夫??」と利用日の度に確認する。
我が子が産まれるのを待つかのように・・心配で愛おしくてたまらない!!といった様子。
28日後、6羽のひよこが産まれました。
何とも可愛らしいヒヨコたち!『ぴよぴよ、ぴよぴよ、』と声が可愛さを際立たせます(笑)
この期間、そしてヒヨコの成長過程は利用者さん達の楽しみが倍増していた。
毎年この時期はアジサイ寺の外出が恒例ですが、このごコロナ禍のご時世、さすがに集団外出はできないと断念。
残念な想いを抱えながら、少しでも季節を感じたいと考え“紫陽花”をテーマに壁飾り制作です。
雨上がりの虹も付け加え、少しでも晴れ晴れしい気分で過ごせるように。
また、季節の歌(てるてるぼうず)の歌詞を習字で書き加える。
それぞれの得意分野を生かした役割分担できただろうか・・・(笑)
皆の合作作品、完成です!!
人生経験の中で“裁縫”をやったことは無いだろうと思われた方にダメ元で、「手芸やってみる?」と声をかけてみた。
「教えてくれるならやってみようか」と二つ返事。
「それはやれんわぁ!」と返事されるかも・・と思っていたのでビックリ!
一緒にやりだすと思いのほか丁寧に縫えるのです。しかも自分なりの工夫もされ、これまたビックリ。
男の人だし・・、どうせ嫌がるよね・・・と先入観で見ていたのは私でした。失礼致しました。このことで、関りを提案できる私達が勝手に思い込んでいる現実に気付きました。
思いついたことはまず「本人に直接確認したほうがいい」「出来ないと思ってしまう前にやってみよう」と思います。
コロナ禍。高齢者のコロナ感染は重篤になる危険性が高いことを懸念し、美容院等の外出は自粛継続中。
それでも【髪は女の命!】
入居者さん同士でお互いの身だしなみを気にかけ、髪の手入れをされていました。
私達も同じですよね。若いうちはそんなに気にならなかったことも、年を重ねる度に「身だしなみは大事だわ!!」と思うようになりました。
自然に身だしなみを整えあう素敵な90代!(私もそうなりたい!!)
9月後半は暑さも和らぎ、やっと外に出る時間を作れるようになりました。もちろん外なので密ではない!!(ここ大事!!)
事業所合同での体操や散歩です。
久しぶりにナイス・デイとナイス・ホームの利用者さん同士が顔を合わせ、「元気やった?」「久しぶり~」とお互いに声を掛け合う姿。事業所間交流も大切な社会生活です。
青空の下、伸び伸びと身体を動かし、胸いっぱいの深呼吸をする。室内の体操とは違う充足感です。
散歩では平坦な床とは違い、デコボコや石ころも落ちている道。車いすを押す手にも緊張感がありました。それでも其処かしこに咲く花や流れる風に心身ともに久しぶりの刺激を受けられ、気分も爽快!
「今日は満月!お月見の日だよ~」
すると、
「じゃ~団子だね」
とすかさず返事が・・・。
職員も利用者さんもみーーーんな“花より団子”の食いしん坊です(笑)
月を準備するのは無理だから・・“すすき”と“団子&おはぎ”で、お月見気分を味わいましょう♪
利用者さんの中には一人暮らしの方も少なくありません。
野菜の下ごしらえをしている人の隣にはテレビを見ながら新聞を読む人あり。
何とも家族的な時間です。
「昔は主人が隣にいるのが当たり前だった。主人が動くのを気にしながら色んな片付け仕事をしてた。」「自分より先にあいつ(奥さん)が逝くとは思ってもいなかった。いるのが当たり前だったでなぁ。」等々想いは様々。
“当たり前にいる人”
高齢者夫婦世帯には子や孫の存在のような・・、一人暮らし世帯(になってしまった)の方には夫や妻、子や孫の存在のような・・、「ここに来ると“当たり前”に(顔見知りの)皆がいるね。」と安堵できる場所になりたい。
その思いが、地域で在宅生活を続けられる心強さに繋がると確信しています。